本日(3月16日)、市議会の冒頭において、市民皆様並びに議員各位に向けて下記内容をお伝えいたしました。
すでに記者会見及び報道等によりご承知のことと存じますが、新型コロナウイルス感染者の発生について市民皆様並びに議員各位へ改めてお知らせいたします。
3月14日壱岐市において新型コロナウイルス感染者が判明いたしました。
感染者は、3月12日に京都市から壱岐市に転入された方で、3月12日11時35分芦辺港着のジェットフォイルで来島されたとのことであります。
性別は男性、国籍は日本、年齢は30歳代、職業は自営業であります。
大阪市在住の感染者と濃厚接触したとの本人の申し出があり現在の状況に至っており、感染者ご本人は、現在、感染症指定医療機関へ入院され、適切な管理のもと治療等が行われております。
また、感染者ご本人と12、13日に行動を共にした濃厚接触者であるお二人については、14日PCR検査を実施した結果、お二人とも陰性でしたが、引き続き適正な管理のもと、状況を見守ってまいります。
本件に関し、感染者ご本人並びに同行されていた濃厚接触者2名におかれては、感染が疑われると知ってからの迅速、かつ、他との接触を避けるという賢明な対応により、今のところ、感染拡大は確認されておりません。
市の対応としましては、現在まで感染防止に向け、市民皆様への情報提供、市の主催または関連する行事・イベントを3月末まで自粛する等の対応を実施しております。ただし、本年2月20日、福岡市中央区で感染者が出たことから、感染者が出ることは避けられないという認識を持っておりました。このため、関係機関と情報共有及び連携強化を図り、迅速で確実な対応を実施できる態勢を取っていたところであります。
今後は、第2の感染者を出さないため、引き続き関係機関と連携して対応してまいります。
イベントや会合の自粛、中止により市内経済に大きな影響が危惧されていたところに今回の事象は追い打ちをかけかねない事案であります。
このため、県、県議、市、市議会並びに島内の経済団体等の代表者が参集し、昨日15日、「壱岐市緊急経済対策会議」を開催し、情報共有並びに意見交換を行い、連携強化を図ったところであります。
繰り返しになりますが、壱岐市では関係機関と連携し万全の態勢を取っております。市民皆様におかれましては、石けんによる手洗いや手指消毒、人込みの多い場所を避ける等、各々ができる感染予防対策の徹底をお願いいたします。
また、正しい情報により正しくおそれることが大切で、根拠の無いうわさ等による人権の侵害はあってはならないことです。過度な商品の買いだめ等も控えていただくようお願いいたします。
今般の新型コロナウイルス感染症は、WHOがパンデミックを表明したように、国難とも言われるものであります。本市においても、市民生活及び地域経済に及ぼす影響が最小となるよう、全市民的な対応でこの難局を乗り切ってまいりたいと思いますので、皆様のご理解・ご協力を切にお願いいたします。
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