長崎県は3月14日、同県壱岐市に住む自営業の30代男性が新型コロナウイルスに感染したと発表した。長崎県で感染が確認されたのは初めて。県は、同日午前10時から県庁で対策本部会議を開催。
中村法道知事は会議の冒頭、「関係機関と緊密に連携しながら万全の対応策を講じてほしい」と呼び掛けた。県によると、男性は症状がない。海外渡航歴はなく、12日に京都府から壱岐市に転入した。2月21日に神戸市のイベント会場で、今月4日に大阪市で接触した同じ人が感染したことを12日に知り、保健所に連絡。PCR検査を受けた。
壱岐市には福岡市から高速船で入り、その前に新幹線を利用した。壱岐市内では同行者が2人いたが症状はなく、いずれも人との接触をできるだけ避けて過ごしていたという。長崎県は2人が濃厚接触者の可能性があるとして経過を観察している。
これで九州7県のうち、鹿児島県を除く6県で新型コロナの感染者が確認された。
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